サンライズ・メイト・バート 代表取締役の井上です。
私が介護の仕事をする上で、基本になっていること・・・
それは、父の存在です。
今回は、そんな尊敬してやまない父のことについて、複数回にわたり書こうと思います。
私は葛飾区亀有の生まれ、まさに下町育ちです。
実家は豆腐製造業を営んでおりまして、仕事人間の父とそれを支える母、弟と私の4人家族。
余談ですが、夫が「フーテンの寅さん」の大ファン。
『豆腐屋の娘は、色は白いが水臭い』と、よく夫に冗談を言われたものです(笑)
娘である私の主観もありますが、父は経営者としては優秀だったと思います。
何せ、山形県から上京して、豆腐屋に住み込みで修業をし、その後100坪の土地を購入して、一代で豆腐製造の会社を設立し、製造の全工程をオートメーション化したのですから・・・
本当は、豆腐屋だけでなく、うどん屋も経営しておりました。
味は好評でして、それだけでも十分商売として成り立つ位でした。
しかし性格上、やはり二足の草鞋は履けなかったのでしょうか。
うどん屋を閉店して、豆腐1本で勝負することになったのです。
私も現在、豆腐屋とは違いますが、介護事業所の会社を経営する身であります。
その私にとって父はお手本であり、今でも尊敬しています。
今でも、困難にぶち当たると、父から教わった言葉をよく思い出して、力に変えています。